放射線について

今回の原発で
子供をつれて地方へ一時退避される方も周りに多く
私も放射線漏れのことを心配していたら
友達がそんな私を心配して
これを読んでみてとメールをくれました。
いろんな意見がありますが
とりあえず
これを読んで少しは落ち着きました。
友達の知人で、アメリカ在住の米国国立某研究所@Baltimore
にいらっしゃる方の意見です。
以下文章
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前の記事を読んでもらってもいいかもしれません
(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690182387&owner_id=454353)
(ちなみに今の通常の400倍の放射線量(0.02mSv/h)、というのは有馬温泉(8mSv/h)の400分の1です。)




色々な記事で出ていますが、実健康被害が出るとされる、一番厳密な基準は100mSvです。
http://www.iips.co.jp/rah/kangae/lowdose/100msv_s.htm

今の福島県庁は0.02mSv/時間ですので、5000時間ずーっと福島県県庁の屋外に立っていれば、総量として100mSvの放射線を浴びることになります。けっして2日でやばくなるわけではありません。200日のあいだ、24時間ずーっと屋外に立っていないと無理です。しかも現在の「通常の400倍」がその間中ずーっと継続されていないとダメです。


しかも、この100mSvというのも、統計的に有意な差として、ガンの発生率が上昇する、かもしれないレベル。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D#.E7.A2.BA.E7.8E.87.E7.9A.84.E5.BD.B1.E9.9F.BF

WIKIから引用すると、
200mSv以上の放射線が当たった場合、1000mSvあたり5%の発ガン率の上昇が認められる、ということ。50mSvでも急性被曝では因果関係がある、とする報告もあるようですが、因果関係は不明です

つまり、
200mSv・・・統計的に発ガン率があがるかどうか微妙なライン
300mSv・・・0.5%の上昇が認められる、かな
400mSv・・・1%の上昇があるね、うん
1200mSv・・・5%ガンの割合が高いよ
ということ


今の福島県庁の放射線レベルがずーっと1年続くとすると、
0.02ミリシーベルト x 24時間 x 365日 =175ミリシーベルト(mSv)です。
しかしながら、統計的な有意差を生み出す放射線量以下です



前の記事にも書きました
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690182387&owner_id=454353)が、
イランのラムサール地方は260mSv/年の自然放射線量があります
ここの人たちのDNAは、先祖代々脈々と自然放射線を浴び続けています
もしこのレベルがDNAに傷をつけてガンを引き起こすのならば、この地方の人たちはガン患者だらけのはずです。けど実際はいたってノーマル。(高自然放射線地域の年齢調整のがん発生率は10万人当り82.0人であり、対照地域では81.6人)
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-3.html

200mSv以下では実健康被害はないという報告もあります(英語)↓
http://www.springerlink.com/content/vbhry8vtey0ey6wm/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9402638

まぁ皆さん冷静に

政府の人たちちゃんと正しいことをいっています
ちょっと、マスコミの人たちの表現が恐ろしく感じるでしょうが、かれらもあんまり分かっていないから仕方ないんです

ちなみに、前の時事通信記事では
「・・・・24時間屋外にいた場合、2日間で一般の人が1年間に浴びていいとされる1000マイクロシーベルトに達する・・・・」と書かれていました。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1537549&media_id=4 今は
「・・・24時間屋外にいた場合、一般の人が1年間に浴びる法律上の線量限度1000マイクロシーベルトに2日間で達する・・・」となっています。


まぁちょっとはましになった。

前のままだと、ほぼ確実に
「やっべー2日間で上限来ちゃって、その後はダメなんだ ダメってことはガンだ、死ぬんだ」
になっちゃいますもの

繰り返しますが、健康被害が出るのは100000マイクロシーベルトからです
健康被害に会う可能性が出てくるのは、今の最大値がずーっとつづくとして、200日たってから。
200日経ったとしても100mSvで、まだ統計的に有意な発ガン率は認められないレベルです。


有馬温泉に一時間浸かると8mSvの放射線を受けます
12回で100mSvに到達します。


嫁の御両親なんか月二回有馬温泉にゆーっくり浸かってます。
年間200mSvの放射線を浴びている計算です。


有馬温泉の10枚つづりの回数券を一年で消費する人は、ガンになりやすいか?

答えはNoです。


そんな報告があったら是非教えてください。


あと本当は、これらの実測値は、自然放射線が含まれているので、その分を差っぴいてから議論しなきゃいけません。ここら辺もニュースでは曖昧ですね
日本の平均的な自然放射線量は年間1.4ミリシーベルトらしいですhttp://rcwww.kek.jp/kurasi/page-41.pdf
なので、1.4÷365日÷24時間=0.00016ミリシーベルト つまり0.16マイクロシーベルトは観測値から引かないといけません。


例えば、今の東京は0.361マイクロシーベルト/時間ですが、0.16を引かなきゃいけないので、実際の危険性を判断する放射線量は0.2マイクロシーベルトです
1日あたり0.2x24=4.8マイクロシーベルト
1年で4.8x365日=1752マイクロ、つまり1.752ミリシーベルトです

今の東京に1年間居つづけたときの放射線の被曝量=有馬温泉で13分間、湯船に浸かった被曝量、です(昨日の計算値は随分高く見積もってましたなぁ・・・)


有馬温泉が怖くて10分で出るって人はあんまりいませんが、東京の放射線にびびって緊急避難する(もしくはしたい)人はたくさんいる模様


・・・まぁ、落ち着きましょう


時事通信の記事みたいに、
「・・・24時間屋外にいた場合、一般の人が1年間に浴びる法律上の線量限度1000マイクロシーベルトに2日間で達する・・・」
という表記を鵜呑みにすると、1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルトは有害なのだ、と感じる人もいると思いますが、そんなことはありません


「法律上の線量限度」は自然放射線量の上乗せ分が1ミリシーベルトまで、ということです。
トータル2.4ミリシーベルトまでは法律として許す、ということ


ほっといても日本国民全員等しく、1.4mSvを宇宙とか空中のラドンから出てる放射線で被曝しちゃいますので、これプラス1mSvを保ってね、ということです


日本の法律は放射線にかなり神経を尖らせているんですね。
原子力発電所の周りはさらに厳しくって、上乗せ分は0.05mSvしか許されていません
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D#.E4.BA.BA.E4.BD.93.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8B.E6.94.BE.E5.B0.84.E7.B7.9A.E3.81.AE.E5.BD.B1.E9.9F.BF
法律上、放射線の線量限度には、自然放射線被曝と自己の診療に関わる医療被曝は含まれない、とあるので(http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k20001023001/k20001023001.html)、レントゲンとか、おそらく有馬温泉もこの計算には入らない模様です。

上のPDFにも書いてありますが、


日本の平均的な自然放射線量は1.4ミリシーベルトですが、
世界的な平均の自然放射線量2.4ミリシーベルトです


1ミリシーベルトが危ないと思いますか?
もし危ないのなら、海外旅行はやめておいた方がいいでしょう。
赤道直下なんてもってのほかです(笑)


ここまで説明すれば皆さんもうお分かりだと思いますが、
「法律上の線量限界1ミリシーベルト」というのは、
世界的な自然放射線量との差が1ミリシーベルトなので、
法律として「ココまでは絶対ノーマル」という線引きをした、ということです


これ以上だと、ちょっと世界平均で見ても高い部類になっちゃうので、
一般の人が浴びる放射線量としては「法律上で」、上限とします、ということです。
決して「医学的」ではありません


ちなみに放射線を使って仕事をする人間(レントゲン・CTを撮る技師職や放射線物質を使って研究目的の実験をする人たちなど)は、年間50mSvまで使ってよいです。
年間100mSvまでは健康被害はありませんから。
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by marikodama | 2011-03-18 00:18 | その他